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2026年2月24日
庭に咲いた水仙を生けました。 1月の半ば、水仙の花芽は包葉という薄い皮に保護されていました。透けている包葉の中に花芽が見えていて春への動きが伝わってきます。2月になり包葉から花芽が顔を出し、いい香りをさせて咲きだしました。この時期球根から芽が出て花が咲くと、地面の力を感じます。 水仙は雪中花とも言われますが、大雪に埋もれても雪の露をのせて咲いていました。 以前生け花に使った桐、松とともに生けました。 水仙 桐 根引松


2026年2月16日
連翹(レンギョウ)と薮椿を生けました。 連翹を生けたのは初めてです。 まるで春を知らせる歌が流れるかのような、音符のような軽やかな花弁の動きです。 「早春賦」という唱歌を思い出します。 春は名のみの風の寒さや 谷のうぐいす歌は思えど 時にあらずと声もたてず 時にあらずと声もたてず 氷溶け去り葦は角ぐむ さては時ぞと思うあやにく 今日も昨日も雪の空 今日も昨日も雪の空 ・・・ 松江に住むようになり、葦の芽が小さな角のように大地から芽吹くことを知り、「早春賦」の歌詞をより実感しています。雪が降りながら春も感じるこの微妙な時をなんと良く表現した歌なのでしょう。 作詞した吉丸一昌さんは、朝の連続TV小説「ばけばけ」のヘブン先生、小泉八雲に熊本の第五高等学校で教わったそうです。 連翹(レンギョウ) 薮椿


2026年2月9日
土曜日、雪が積もる前にと仕事帰りにスーパーで花を求め、クリニックに生けて帰りました。 桃の蕾が膨らんで、雪の中来院してくださる方に春の兆しを感じていただければ、と思います。 菜の花も咲き出しそうです。 雛飾りの雪洞(ぼんぼり)の形の菊も一緒に。 日曜日、雪の中を歩いて選挙の投票に行きました。 凍える寒さでしたが、強風に飛ばされながらも行きたいところに飛んでいく鴎(カモメ)の姿には自然を生き抜くものの強さを感じました。 雪の曇り空の色をした鴎は冬の群青色の海によく似合います。 どうぞ雪の中気をつけておいでください。


2026年2月2日
極楽鳥花。 風鳥、別名極楽鳥といわれる鳥に似ているのでつけられた名前だそうです。 鳥がアオモジの蕾を啄む想像をしながら生けました。 極楽鳥花(ストレチア) 青文字(アオモジ) 根引松


2026年1月26日
雪柳が風になびく様を思いながら生けました。 チューリップの花はまるで呼吸をするかのように朝開いて夕方閉じてを繰り返します。 先週のチューリップもまだ元気です。 松江は今週も雪空です。 雪柳 チューリップ トキワガマズミ


2026年1月19日
雪柳がお花屋さんに入っていました。 雪柳の枝の赴くままに生けました。 小さな蕾を沢山つけたトキワガマズミの間にチューリップを3本。 チューリップはこの一週間の間に咲きそうです。 週半ばからかなり強い寒波がくるそうですが花には春を感じます。 雪柳 トキワガマズミ チューリップ


2026年1月5日
明けましておめでとうございます。 お一人お一人に来院して良かったと思っていただけるような場になるよう、スタッフ一同微力ながら力を合わせたいと思います。 たわわに実った南天の枝ぶりが円を描く流れを生み出していて、循環という言葉が浮かびました。 塞いだ気持ちに新しい風が入りますように。 南天 根引松 菊 梅


2025年12月22日
庭に侘助椿がよくこんなに花を咲かせたね、と声をかけたくなるほどに咲いていたので、少しもらって生けました。 椿に香があることを初めて知りました。 桐の実は神社の巫女さんが巫女舞の時に持つ巫女鈴のようだといつも思います。涼やかな音で気持ちを整え、新しい年へと移行出来ますように。 水の流れのような石化エニシダを添えました。 椿(侘助) 桐の実 千両 石化エニシダ


2025年12月15日
グレビレアという植物、初めてお目にかかりました。松の枝に松ぼっくりがついているのかと思いましたが、糸のような黄色い雄蕊がクルクルに巻いた花で、見たことのない不思議な形に魅了されます。 オーストラリア原産だそうです。 アマリリスは幼い時に球根をいただいたことがあります。輝かしい花が咲いた光景は記憶に鮮明に残っています。 小学校の音楽で「アマリリス」という曲を歌ったりリコーダーを吹いたのも思い出します。 グレビレア アマリリス ビバーナム アメリカンホーリー


2025年12月8日
ティーツリー、銀葉アカシア、ビバーナムの花束をいただきました。 冬の木立の澄みきった空気を感じる花束でした。 杉の紅葉したものと思っていましたが、ご本人に確認したところティーツリーとのことでした。 杉だと思っていたので宮澤賢治の「虔十(けんじゅう)公園林」を久々読み直しました。周囲から馬鹿にされている虔十が杉の植樹をし、何十年後には杉が育って公園になり喜ばれる話です。 杉の木もいい香りがしますが、いただいたティーツリーも森の空気を感じる良い香りがしました。 ティーツリー 銀葉アカシア ビバーナム 南天 ユーフォルビア 百合(シベリア)


2025年11月17日
祖母が露地菊とよんでいた庭の片隅などの露地に咲いている小菊。昔祖母に持って行くと喜んでもらえたので、色々な露地菊を見つけたものです。 今日の露地菊は以前共に仕事をしていた看護師さんにいただき、庭で毎年花を咲かせているものです。 白い花だったのですが、近くに黄色の露地菊を植えていたら、混ぜ合わせたような秋色の菊になりました。こういうところが露地菊の面白さだと思います。 秋色紫陽花はいただいた柏葉紫陽花が秋色になったものです。 檜扇のぬばたま色の実、野茨の実は以前生け花で使ったものを大切にしていたものです。 露地菊 野茨(ノイバラ) 檜扇(ヒオウギ)の実 秋色紫陽花(柏葉紫陽花)


2025年11月10日
細い糸のような花弁が花火のように開く糸菊の花は咲く時の花弁の動きがなんとも美しく、二週続けて糸菊を生けました。 吾亦紅も美しく先週頂いたものをそのまま生けました。 今日は秋雨。夕方の雨上がりの松江の空は、闇に包まれるまでの一瞬、空が隠し持っていた様々な色を見せます。薄青、撫子色、鬱金色など・・・。その空の模様を町を巡る川が映し出し、こんな景色を見ると心が震えます。 短い秋です。 糸菊 菊(名称不明) 吾亦紅(ワレモコウ)


2025年11月4日
吾亦紅(ワレモコウ)を頂きました。「吾もまた紅なり」と花が語りかけてきて吾亦紅という名前になったという説があるようですが、まさに紅を感じる吾亦紅です。紅を差したような咲き初めの頃も、時間を固めたような焦茶色になった頃もどちらも良くて長く楽しめます。 花弁の動きの美しい糸菊。この色合いの糸菊は初めてです。 鶏頭も近頃は様々な花色のものがありますね。花の頭にそっと触れた感覚はふかふかの柔らかい毛糸のようです。 吾亦紅(ワレモコウ) 糸菊 鶏頭(ケイトウ)


2025年10月27日
野菊や杜鵑(ホトトギス)など頂きました。 この野菊は野紺菊(ノコンギク)か嫁菜(ヨメナ)かどちらかなと思っていると、朝一番に来院された方に、野紺菊ですよ、と教えて頂きました。 嫁菜は万葉集ではウハギと呼ばれ、野で摘んで煮炊きして食したそうです。 ー春日野に 煙立つ見ゆ 娘子らし 春野のうはぎ 摘みて煮らしもー(春日野に煙が立っているのが見える。あれはきっと娘たちが春の野の嫁菜を摘んで煮ているのだろう。) 調べてみると野紺菊の新芽も美味しく食べられるようです。 野紺菊の咲き始めの花弁の立ち上がり方や色の移ろいが何とも美しいです。 夏に生けた葦はこの季節穂が出て、芒(ススキ)とはまた異なる水辺の秋です。鴨や大鷭(オオバン)、白鳥などの渡り鳥も戻って来ました。 野紺菊(ノコンギク) 杜鵑(ホトトギス) 石蕗(ツワブキ) 葦(アシ)


2025年10月20日
シェイクスピアの詩(ソネット)を引用して吉田健一が書いた文章に 「例えば英国の秋は、木が紅葉すると言っても、その色は赤と黄に限られているのではなくて、紫、茶、黄、赤などの色がまだ紅葉していない緑と混じって何れがより鮮明であるかを秋空の下に競うのであり、英国の夏の緑もそれに劣らず何か、現実とは思えない光沢を持っている。」 とあります。 美しい文だなぁと思います。 今年は夏の暑さが長く続いたので、10月も半ばになって一斉に秋の花や枝ものが花屋さんに入ったそうです。紫の残った秋色紫陽花を見つけました。 生け花で移りゆく様々な色の美しい秋を表現出来たらと思います。 野茨(ノイバラ) ダリア(ベンヒューストン) メラレウカ(ティーツリー) 秋枯れ紫陽花


2025年10月14日
秋明菊、実家では貴船菊と呼んでいました。 京都の貴船で多く見られるので、貴船の名前がつけられています。 貴船菊が似合いそうな水の美しい深山の貴船、昨年訪れた時には初夏でしたのでユキノシタ(雪の下)が茂っていました。 今日の秋明菊は島根県雲南市大東町産です。 ツルウメモドキ(蔓梅擬)と合わせました。 秋明菊(シュウメイギク) 蔓梅擬(ツルウメモドキ)


2025年10月6日
「ネコノヒゲ」という花を頂きました。細く長い雄蕊雌蕊が繊細な猫の髭のようです。 子供の頃に一度だけ猫が家にいたことがあります。父は何度も猫を飼ったことがあり、名前はいつもペルだったそうで、私が一緒にいた猫も名前はペルでした。もちろんペルシャ猫ではなく、もらってきた日本猫です...


2025年9月29日
待合の花は「ゴッホの向日葵(ヒマワリ)のようですね」と今日の診察で言われる方がいました。東北八重という品種の向日葵です。今ちょうどゴッホ展が開かれていますね。ゴッホの初期から晩年に至るまでの絵の変遷が観てとれるような展覧会だったと行かれた人から聞きました。...


2025年9月22日
サンザシの実は黄色や黄緑色が混ざっていて、所々薄紅に色付いている様がとても美しく、花屋さんで一枝求めてそのまま生けました。 アナスタシアという菊の白銀の花弁は皓皓とした月の光を纏っているようです。 スプレーマムは一枝で蕾から開花まで愛でることが出来、芯に薄紅がのぞいて可愛ら...


2025年9月16日
石化柳が芽吹きました。柔らかな淡い緑に命の芽吹きを感じます。石化柳の芽吹きはまるで龍の顔のように見えます。 龍の顔、まるで飛龍のような石化柳を見ていると郷里にある山の岩屋の洞窟を思い出します。 耳を澄ませば、岩屋の天井から滴り落ちる水滴の音が聞こえます。見ることが出来ない洞...
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